PROFILE
中学生とともに、演じる人が輝く脚本と舞台を創り続ける
ドラマクリエイター・劇作家
サイトウトシオ(斉藤俊雄)は、中学生とともに脚本と舞台をつくってきたドラマクリエイター・劇作家です。2021年度まで中学校の英語科教員を務め、現在は久喜市の部活動指導員(演劇)として中学生の演劇を指導しています。
中学校・高校などでの自作上演は累計1000回を超え、晩成書房から脚本集『夏休み』『七つ森』『ふるさと』『バタフライ』を刊行しています。
現在は大会への参加から離れ、学校の外へ活動を広げています。図書館を舞台にした劇、絵本ドラマリーディング、ビブリオスキットを、図書館や書店など本のある場所で上演する「ビブリオ劇場」を展開し、演劇を通して本のある場所と中学生をつないでいます。
1960年生まれ。大学時代はマジック研究会に所属し、学生マジシャン代表の一人として舞台に立ちました。劇の構成に見られる意外性や仕掛けには、この経験が生きています。専門は英語。緑・花文化の認定試験1級。
ぼくは、ほんもののけ。
本のもののけで、「ほんもの」のもののけでもあるんだ。
サイトウトシオの頭の中に棲んでいるよ。
今日は、ぼくから見た彼のことを、少し紹介するね。
彼は脚本を書いているけれど、頭の中で物語を思いついたり、登場人物を動かしたりしているのは、ぼくかもしれないよ。
ときには登場人物が、彼の予想もしなかったことを言い出すんだ。
そんなときは、書いている本人もびっくりしている。
さて、本当に創作しているのは、だれなんだろうね。
これが彼の座右の銘。
追いかけているのは、演劇・図書館(本のある場所)・部活動・教育・自然という五兎なんだ。





五兎を追いかけていたら、ウサギ穴に落ちてしまった。
その先で出会ったのが、「ビブリオ劇場」。
一兎や二兎を追いかけるだけでは出会えなかったものに、五兎を追いかけたことで出会えたんだね。
彼は、人生で初めて応募した作品が第16回創作テレビ脚本公募で佳作一席を受賞したんだ。作品は『夏休み』。平成3年、彼が31歳の時のことだよ。
授賞式で、NHKのチーフプロデューサーとして新人脚本家の発掘を担当していたS氏から、こう声をかけられたんだ。
「NHKで脚本を書いてみませんか。ただし、教師を辞めてもらうことになりますが……」
悩み苦しんだ末に彼が選んだのは、教師を続ける道だったんだ。あの時、別の選択をしたら今どうなっているのかな?
よい選択だったと、ぼくは思ってる。
さて、次はどんなドラマを創ろうかな。