中学生が演じることで 輝く劇を求めて
◆上演願いについて
①上演脚本題名 ②上演団体名
③同 責任者氏名・立場…演劇部顧問・学級担任・生徒・保護者・劇団関係者等
④上演目的・形態(○○大会、演劇部校内発表、文化祭学校劇・学年劇[○学年]・学級劇 等)
⑤上演日・開演時刻
⑥会場名
⑦その他 脚色・潤色等の有無(題名を変える、ラストを別のドラマに変える等の大幅な改変がない限りすべて許可しています。制限時間内に上演するためのカットも行ってけっこうです。) 入場料の有無(入場料を取る場合は具体的な金額を記入してください)
以上を記入してメールを送ってくださいください ★サイトウトシオ連絡先 oo-ruri@nifty.com。
上演許可をメールで送ります(大会の規約等で私の署名・捺印等が必要な場合は、返信用の封筒を同封して上演申請書と上演許可書を送ってください)。
中学生が教育目的で上演する場合、著作権使用料は免除されますが、著作権尊重の観点から、上記の内容を必ず提出していください中学生以外でも、無料の公演に関しては脚本使用料はいただいておりません。
※多くの学校から私たちの上演を記録した映像を見せてほしいという要望が届いていますが、肖像権等の理由からすべてお断りしております。ご了承ください。尚、久喜市立久喜中学校演劇部が演じた「ふるさと」を記録した映像は、株式会社ジャパンライム社から発売されているDVDで見ることができます。
・自作上演の学校・団体 …斉藤俊雄作品を上演した学校・団体の記録です(上演予定も含みます)

◆上演願いについて
①上演脚本題名 ②上演団体名 ③同 責任者氏名・立場…演劇部顧問・学級担任・生徒・保護者・劇団関係者等
④上演目的・形態(○○大会、演劇部校内発表、文化祭学校劇・学年劇[○学年]・学級劇 等)
⑤上演日・開演時刻 ⑥会場名
⑦その他 脚色・潤色等の有無(題名を変える、ラストを別のドラマに変える等の大幅な改変がない限りすべて許可しています。制限時間内に上演するためのカットも行ってけっこうです。) 入場料の有無(入場料を取る場合は具体的な金額を記入してください)
以上を記入してメールを送ってくださいください ★サイトウトシオ連絡先 oo-ruri@nifty.com。
上演許可をメールで送ります(大会の規約等で私の署名・捺印等が必要な場合は、返信用の封筒を同封して上演申請書と上演許可書を送ってください)。
中学生が教育目的で上演する場合、著作権使用料は免除されますが、著作権尊重の観点から、上記の内容を提出していください中学生以外でも、無料の公演に関しては脚本使用料はいただいておりません。
※多くの学校から私たちの上演を記録した映像を見せてほしいという要望が届いていますが、肖像権等の理由からすべてお断りしております。ご了承ください。尚、久喜市立久喜中学校演劇部が演じた「ふるさと」を記録した映像は、株式会社ジャパンライム社から発売されているDVDで見ることができます。
上演には所定の手続きが必要です。作品をご覧いただいた後、詳しい申請方法をご確認ください。
上演願いについて詳しく見る →上演を希望される場合は、次の内容をメールでお知らせください。
サイトウトシオ連絡先
oo-ruri@nifty.com
内容を確認後、上演許可をメールでお送りします。大会の規約などで署名・捺印が必要な場合は、返信用封筒を同封して上演申請書と上演許可書をお送りください。
中学生が教育目的で上演する場合、著作権使用料は免除されます。中学生以外でも、無料公演については脚本使用料をいただいておりません。
※題名やラストを別のドラマに変えるような大幅な改変を除き、脚色・潤色や制限時間に合わせたカットは許可しています。
※上演映像は肖像権などの理由から公開していません。久喜市立久喜中学校演劇部による「ふるさと」は、株式会社ジャパンライム社のDVDでご覧いただけます。
収録作品のイラストをクリックすると、あらすじと脚本を途中まで読むことができます。
◆後書き 「ふるさと」の後書きという名の劇
◆「演劇と教育」2016年10月号
本 新刊-旧刊 斉藤俊雄作品集3「ふるさと」 書評
★「演劇と教育」2016年11月号
実践記録「ふるさと」とともに歩く 斉藤俊雄
収録作品 ― イラストをクリックしてください
収録作品のイラストをクリックすると、あらすじと脚本を途中まで読むことができます。
「斉藤俊雄作品集2 七つ森」後書き 「七つ森 いきものがたり」
収録作品 ― イラストをクリックしてください
2016年10月、重版となりました。
収録作品のイラストをクリックすると、あらすじと脚本を途中まで読むことができます。
後書き 春一番が吹いた日に〜後書きのためのインタビュー〜
この作品集がどのような思いから作られたのか、架空のインタビュー形式で紹介します。
収録作品 ― イラストをクリックしてください
収録作品のイラストをクリックすると、あらすじと脚本を途中まで読むことができます。
※『バタフライ』掲載作品は、現在は作品紹介へのリンクを準備中です。
十代に贈るドラマ
全国大会参加作品など、時代を映した7作品を収録しています。
収録作品
なつの思い出
イマジン
セブン
応援歌
ゲキを止めるな!
バタフライ
SHO-GEKI作品集 キャスト メイン14名 その他 人数に制限はありません。どんなに多くとも上演可能です。
上演時間 45分〜60分
自作を上演してくれた学校の一つが、津波の被害にあったことを知りました。その日から考え始めました。「自分に何かできることはないいだろうか。自分だからこそできることはないだろうか」と。そして、辿り着いたのが「ふるさと」です。
元気になれる劇が創りたいと思いました。観た人が元気になれる劇、そして、そのことによって上演した人が元気になれる劇です。
「ふるさと」は古川里美(=ふるさと)が転校してきたことで、故郷に特別な思いを持っていなかった子ども達全員が故郷を好きになる話です。内容に震災をイメージさせる部分はあえて入れませんでした。ただただ「あったかい劇になればいい」という思いを胸に創りました。
「ふるさと」は机とイスがあればどこでも上演できる劇です。教室でも体育館でも、校庭でも上演することが可能です。音響設備は必要ありません。場面転換では子どもたちが生で歌う「ふるさと」がバックミュージックとなります。 ★「ふるさと」上演の手引き
脚本「ふるさと」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「ふるさと」
キャスト メイン9人 その他 4人〜10人程度まで可
上演時間 50分〜60分(プロローグの部分をカットすることで45分にすることができます)
「アトム」はテレビアニメ版で(当時はテレビ漫画と呼んでいた)アトムの放送が始まった1963年(昭和38年)の物語です。同時にテレビアニメ版でアトムが誕生する年として設定された2013年の物語でもあります(原作の漫画での誕生は2003年)。それは過去の物語であり、過去においての未来の物語であり、今の物語でもあります。
「アトム」には、「科学者になってアトムを作る」ことを夢見る慎司という少年が登場します。慎司は広島平和記念資料館を訪れたことでアトムを作ることに恐れを抱くようになります。
50年後、生徒会の亜希という少女が、50年前の卒業文集に「アトム」という劇の台本が掲載されているのをみつけます。それは慎司が50年前に書いたものでした。亜希は,その「アトム」を、学校創立50周年記念の会で上演しようとします。さて、50年前の慎司が、悩んだ末に書き上げた「アトム」とはどのような作品なのでしょうか。
そして「アトム」は、次のことを観客に問いかける物語です。
脚本「アトム」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「アトム」
キャスト メイン8名 その他 2人〜20人程度まで可(陸上部のメンバーを増やす)
上演時間 50分〜55分
体育祭の応援シーンで幕が上がるこのドラマは、走ることを描いた学園ドラマです。そして、走ることを描くと同時に走らないことも描いた学園ドラマでもあります。
ドラマの中心人物は廃部の危機にある、3年生だけの演劇部員達です。彼女たちは部の存続させるために、必死に新入部員を獲得しようとします。その彼女たちの目に留まったのは転校してきた2年生の武藤蘭という少年です。
彼は体育祭の練習をいつも見学しているのでした。彼を勧誘しようとするのは演劇部部長で生徒会長でもある野原歩美。実は、彼女も体育祭の練習を見学しています。
運動が苦手な歩美はけがを装って体育祭の練習を見学していたのです。
そんな時、歩美は武藤蘭が前の学校で駅伝の選手だったという話を聞きます。彼が以前に通っていた学校は、駅伝の全国大会の常連校だったのです。なぜそんな彼が走ることを拒むのか。そのことを軸に、ミステリーの手法でこのドラマは進んでいきます。
互いの秘密を知った後、2人は生まれ変わろうとします。そんなラストシーンで歌われるのが、「Happpy Birthday」。 このドラマはその歌声に包まれて幕となります。
脚本「Happy Birthday」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「Happy Birthday」
キャスト メイン10人 その他 4人〜10人程度まで可(語り部をシーンごとに変えていく)
上演時間 50分〜55分
「赤と青のレクイエム」は平安時代に生きていた山姥と呼ばれる青い血を持った存在(血が青いこと以外は私達人間と同じ)と、その存在をこの世からなくしてしまおうという赤い血を持った忍者達の物語です。正確に言えばある集団が演じる「赤と青のレクイエム」の上演そのものを描いた劇です。
山姥討伐に出かけた忍者達は、山の中で菊と梅という青い血を持った姉妹に出会います。彼らの心は揺れ動きます。
最後の場面で赤い血の忍者と青い血の山姥は手と手を取り合って、遠い未来に差別のない世の中が来ることを夢見ながら死んでいきます。
突然、客席から「そこまでだ」と声がかかり、劇が止められます。彼らは「赤と青のレクイエム」を上演しているこの集団は、山姥の生き残りであることを観客に伝えます。そして、彼らは現団員達に襲いかかります。彼らが傷つけた劇団員の手から青に血が流れ出ます。劇団員は「血が青ということで差別をしないでほしい」と声を限りに観客に訴えますが、全員が舞台から連れ去られてしまうのです。舞台に誰もいなくなった後、静かに幕が下ります。
重い内容ではありますが、殺陣を取り入れることでエンターテイメントとして楽しむことがでると同時に、人権についてそして差別についてより深く考えることができると思います。
脚本「赤と青のレクイエム」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「赤と青のレクイエム」
夏休み (戦後70年改訂バージョン)
キャスト メイン9人 上演時間 40分〜45分
『夏休み』は私の戦争3部作(『夏休み』『私の青空』『ずっとそばにいるよ』)の1番目の作品です。
「もう少し短い作品だと上演できるのに」という声に応えて元の作品を大胆にカットして40分〜45分で上演できるようにしました。
戦争の足音が近づく昭和11年、小学校最後の夏休みを前にした七つ森小学校の6年生達は、流れ星に願いをかけます。
スポーツ万能の高田勇輝の願いはオリンピックに出ること。男勝りでオイワと呼ばれている大岩洋子の願いは女優になること。歌が得意な遠野みどりの願いはオペラ歌手になること。勉強大好きの天野満夫の願いは大学でテレビジョンの研究をすることでした。
主人公・大場憲一(通称バケ)の願いは「お化けに会いたい」。
そんな個性豊かな子どもたちが最後の夏休みの思い出作りに七つ森に肝試しに出かけます。しかし、突然の夕立に子どもたちは離ればなれになってしまいます。森で大場憲一は少女の姿をした妖怪に出会います。「お化けに会いたい」という彼の願いが叶ったのです。
少女は9年後の未来(昭和20年)から来たと言います。そして悲しい未来を語るのでした。
夏休みの最後の日、子どもたちは再び流れ星に願いをかけます。その願いは、叶わぬ願いだと知らずに…
脚本「夏休み」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「夏休み」
私の青空(『青空』戦後70年バージョン)
キャスト メイン11名 その他 10人くらいまで可(偵察にいく生徒の数を増やす)
上演時間 50分
戦争3部作の2作目に当たるのが『私の青空』です。「戦争そのものを描かず、戦争を語るドラマを創りたい」、そんな思いから現代から戦争を見つめる作品を創りました。
◆◆◆
台風接近のため全員下校となった3年1組の教室で、展示大賞を目指し、隠れて「太平洋戦争」の展示を進めている生徒達がいました。
「子どもがまだ帰宅していない」という親からの電話で、生徒達は先生に見つかります。しかし、予想を上回る台風の急接近により、生徒達と先生は学校に閉じ込められてしまうのです。
自らが創った戦争の展示の数々、空腹、爆撃のように響き渡る雷、雷による停電。戦争の展示物に囲まれた教室は、戦時中と重なっていきます。
生徒達は戦争当時この学校の生徒だった高田美奈さん(『夏休み』の登場人物・高田勇輝の妹)の体験談を暗闇の中で読み進めていきます。体験談が空襲で学校が燃えた場面にたどり着いた時、彼らの心は大きく揺り動かされるのでした。
このドラマのタイトルは『私の青空』ですが、劇中の天気は始めから終わりまで嵐です。しかし、この劇のタイトルは『私の青空』でなくてはならないのです。
◆◆◆
この作品の舞台は戦争の展示物に囲まれた教室です。
この劇の舞台を作成するためには、みんなが協力して戦争について調べ、展示物を創らなければなりません。上演する人達は、ただ劇を上演する以上に戦争に迫ることになるでしょう。
脚本「私の青空」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「私の青空」
キャスト メイン8名 その他 2人〜5人くらいまで可(特攻に志願する戦闘員を演じる生徒役)
上演時間 50分〜55分
★中学校の制服で演じられる、特攻の物語
戦争3部作の3作目に当たる作品です。そして現代の中学生が制服で演じる太平洋戦争を描いた劇です。
見た目からどうしても大人にはなりきれない中学生が、軍服を着て大人のまねをするのではなく、中学生が中学生であることを観客に堂々と示して演じられる戦争の劇です。
登場人物は沖縄で開催される全国大会出場を目指す演劇部の生徒たちです。
上演劇で描かれているのは沖縄で行われた特攻です。練習時間を確保するためにみんな制服のまま練習します。
演劇部部長の京花は、繰り返し「全国のため」という言葉を口にします。その彼女が劇中で演じるのは、部下に特攻を迫る上官役。その上官が繰り返し口にするのが「お国のため」という言葉です。
「全国のため」という言葉と「お国のため」という言葉の持つイメージが重なるとともに、京花自身とその京花が演じる上官が重なっていきます。そして彼女が率いる演劇部は戦時中の軍隊のようになっていくのでした。
あえてラストを書くことにします。劇のラストで、登場人物達が生きている世界は広島に原爆が落とされなかった世界だということが明らかになります。
また、この物語は幽霊が登場する物語でもあります。登場人物のひとりが実は幽霊なのです。そして、この物語はよくある願いがかなって消えていく幽霊の物語ではありません。もしも願いがかなっても、ずっとそばにいる幽霊の物語なのです。
中学生が戦争の劇を演じるなどということは、広い世界の中のほんのちっぽけなことです。でも、そんなほんのちっぽけなことが戦争のない世界を生み出す糸口になることがあるかもしれない。そんな、バタフライ効果を願って創ったのがこの『ずっとそばにいるよ』です。
脚本「ずっとそばにいるよ」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「ずっとそばにいるよ」
キャスト メイン8名、 その他 15人くらいまで可
上演時間 50〜60分
恵子は七つ森がレジャーランドになる計画を知り、それを阻止するために『七つ森』という創作劇の上演を企画します。しかし計画が始まってすぐ病に倒れます。それを引き継いだひろみは、自分では演出は無理と感じ、中学の時同級生だった恵子に演出を依頼します。
『七つ森』の舞台は、幻の銀の鷹が棲む森。森で生まれ育った少年ハヤト(銀の鷹の化身である母に育てられた)と、その森を我がものにしようとする瑠璃姫との戦いが描かれます。
ラストはハヤト達の勝利で終わるというハッピーエンドです。
第一部はその練習風景(制作過程)が描かれます。主役を演じる少年隼人はアメリカから日本に来たばかりで、漢字が苦手です。そのため台詞間違いを多発します。
子ども達が中心の集団はやる気だけはあるのですが、毎日毎日失敗ばかり、そして失敗が解消されないまま本番当日を迎えます。
第二部は『七つ森』の実際の上演です。上演中も、次から次へとトラブルが起こります。台詞忘れに、台詞間違い…などなど。 そのトラブルによって劇は予定されていた内容と少しずつ違ったものとなっていくのです。
ラストシーンではトラブルのフォローが裏目に出て、主人公のハヤトが銃で撃たれる状況が生まれてしまいます。 うろたえる子ども達。このままではラストシーンで主人公のハヤトが死ぬことになってしまいます。
最終的に、子ども達は、用意されてたハッピーエンドとは違った、感動的なラストシーンにたどり着くのでした。
脚本「七つ森」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「七つ森」
キャスト メイン10名、 その他5名程度
上演時間 50〜60分
「とも」は小林知輝と森山智花と友川大空(そら)の3人の「とも」の物語であり、友の物語でもあり、共(とも)に生きる物語でもあります。
3人は七つ森総合病院に入院しています。知輝は七つ森中学校の2年生で演劇部員です。智花は隣の七つ森女学院の2年生で演劇部員です。
智花が創った『虹の彼方に』という作品は、東関東中学校総合文化祭で最優秀脚本賞を受賞していました。
ひょんなことから3人の「とも」が病院内で出会い、知輝は智花の目の前で大空君(難病で入院している小学生)に『虹の彼方に』がどんな物語か話すことになります。そして知輝の見事な語り口に、大空君だけでなく作者である智花も物語世界に引き込まれていくのです。
『虹の彼方に』は病院に入院している子どもたちの物語です。そして、そのラストシーンでは少年が、みんなに感動的なメッセージを残して天国=虹の彼方に昇っていきます。
少年の病気は大空君の病気と同じでした。大空君は、泣きながら病室を出て行きます。多くの人を感動させた『虹の彼方に』は、同じ病気と闘っている大空君を苦しませることになったのです。智花は知輝の目の前で最優秀脚本賞の賞状を破きます。
「とも」は、死を感動の道具として使う多くのドラマへのアンチテーゼとして創られたものです。この物語は「共に生きる」物語としてラストに向かって進んでいきます。
脚本「とも」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「とも」
キャスト メイン15名、 その他多数出演可
上演時間 50〜60分
姫野小百合は七つ森中学校にやってきた転校生。前の学校で演劇部に所属していた小百合は、演劇部が上演する『怪談の多い料理店』を観に行きます。
『怪談の多い料理店』は、6つの怪談がシェフたちによって紹介されるオムニバス形式の劇です。
怪談のタイトルは、第一話「かまいたち」、第二話「トイレの鼻毛さん・予告編」、第三話「木霊」、第四話「山姥の微笑み」、第五話「天邪鬼」、第六話「幻の森」。
「幻の森」の途中で劇は終わります。登場人物の一人である茂美が退部したいと言い出したためです。
劇に興味を持った小百合は演劇部に入部し茂美の代わりに静という少女を演じることにします。
彼女が劇の練習をしている時、不思議な現象が起こります。そして、現実世界と今まで上演してきた劇が重りあっていきます。そして、演劇部によって上演された6つの怪談が現実世界で一つの物語に収斂されていきます。小百合はそこで静という美しい少女と天邪鬼という醜い妖怪の悲しい物語と出合います。
これはディズニー映画「美女と野獣」を観た時(そしてボーモン夫人による原作を読んだ時)、ラストで野獣が王子となる結末に「結局結ばれるのは王子様なんだ」と感じた気持ちが創作意欲を刺激して生まれた作品です。
脚本「怪談の多い料理店」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「怪談の多い料理店」
キャスト メイン3名、 その他7名程度
上演時間 50〜60分
『銀河鉄道の夜』に登場するザネリ。『銀河鉄道の夜』を扱った劇を何度も観ました。その多くが、ザネリを極悪人として描いていました。
私は思うのです。
「確かにザネリがジョバンニにした事は悪いことだ。しかし、それがザネリのすべてではないはずだ。だからカムパネルラはザネリと友だちでいたんだ。カムパネルラが彼を助けて死んでしまった後、ザネリはきっとずっとそのことを背負い続けて生きただろう」と。
そんな思いを抱きつつ創った物語が『ザネリ』です。
主人公の隼人は姉の舞とともに、アメリカから日本に戻ってきます。母が火事が原因でなくなったからです。
母は炎に包まれた隼人を助けるため火の海に飛び込み、隼人を助けそしてなくなったのでした。 隼人が通っている七つ森小学校の5年生は、この夏『銀河鉄道の夜』を上演します。そのためのオーディションが行われるのですが、誰もザネリはやりたがりません。そして最終的に、隼人がザネリをやることになります。
隼人は自分自身をザネリと重ねます。そんな隼人を気にかける花や鳥に詳しいひろみという人物。隼人はひろみを女性だと思っていますが、実はひろみは日本に残った隼人の兄だったのです。
ひろみは自らが書いた『もう一つの銀河鉄道の夜』を隼人に渡します。それはカムパネルラが生還する物語でした。それを読んだ隼人は…
脚本「ザネリ」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「ザネリ」
キャスト メイン3名、 その他10人程度出演可能
上演時間 30分
東明子はプロの脚本家、ネットいじめについての脚本を依頼され現在それを執筆しています。
彼女は娘の麻由美に途中まで書いた『魔術』という作品を読んでもらいます。
『魔術』は芥川龍之介の『魔術』に登場するマティラム・ミスラの現在を描いたものです。
◆ミスラのもとに網野亜美という少女が相談に訪れます。ネットいじめで苦しんでいる美里を助けてほしいというのです。最初は要求を断るミスラでしたが、最終的には亜美の望みを叶えてやるという約束をします。◆
その続きは母が娘・麻由美に構想を語っていく形で紹介されます。
◆亜美のもとに美里から電話がかかってきます。ネット上に書かれていた書き込みがすべて消えているというのです。美里へのいじめはなくなったのです。学校に行くとクラスのみんなが亜美に対して口を聞こうとしません。助けてあげた美里までもそうなのでした。家に帰った亜美は愕然とします。ネット上に亜美に対しての誹謗中傷を発見したのです。美里のいじめは亜美に移ったのです。◆
麻由美は母に亜美を助けてほしいと懇願します。実は麻由美は友だちの誹謗をネット上に書き込んでいたのです。そして、それを消そうとしても自分ではどうしようもできなくなっていたのです。麻由美は亜美だったのです。それを知った母は…
脚本「魔術」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「魔術」
森の交響曲(シンフォニー)
キャスト メイン12名、 その他多数出演可
上演時間 50〜60分
森野美樹の母・響子は著名な音楽家。彼女は七つ森を題材にした、「森の交響曲」と題したシンフォニーの作曲に取り組みます。美樹はそんな母に自分と音楽のどちらが大切か迫り、母の作っていた楽譜を破いてしまいます。そして母と一言も口をきかなくなってしまうのです。
ある日、美樹のもとに「森の交響曲」という母が創った戯曲が送られてきます。それは美樹という少女が「森の交響曲」という戯曲を読んでいるうちに、その世界に入っていくという内容でした。
美樹はそれを読んでいるうちに本当に自分がその世界にいるような不思議な気分を体験していきます。
◆◆◆
森の少年カノンは「森の交響曲」という音楽を物語の中で創っています。第一楽章は「囀り」。カノンが第一楽章を作り終えたとき、森の中から鳥の囀りと鳥の姿が消えます。そしてそれと同時にその記憶も失われるのです。それを盗んだのはトーマという、
変幻自在で神出鬼没のなにものかであることが明らかになります。
カノンは第二楽章「風」、第三楽章「闇」、第四楽章「言霊」を完成させていきますが、その楽章が完成するとともにその音と記憶が森の中から消えてしまうのです。
第四楽章では登場人物も次から次へと消えていき、最後に美樹が一人森に残ります。彼女は物語の中から戯曲を読んでいる現実の美樹に助けを求めます。戯曲の中の美樹は現実の美樹によって助けられます。それが戯曲の結末でした。
戯曲を読み終えた美樹の前に母が現れます。戯曲は終わってはいなかったのです。母の口から語られる、戯曲の続きである「第五楽章」の表題は「美樹」。それはどんな内容なのでしょう、そしてトーマの正体は…。現実世界で「森の交響曲」が続いていきます。それは結末の予想できない現在進行形の劇なのでした。
劇が終わっても交響曲は終わらず、観客の心の中で続いていくことでしょう。
脚本「森の交響曲」を途中まで読んでみたい方は次をクリック 「森の交響曲」
なつの思い出
キャスト メイン9名 その他 5人〜30人くらいまで可
上演時間 45分〜60分
太平洋戦争が終わって4年後の昭和24年。名曲『夏の思い出』が生まれた年の物語です。
七つ森に暮らす7歳の瀬川夏子は、みんなから「なつ」と呼ばれています。夏祭りののど自慢大会で一等賞のバナナを手に入れようと、3人の姉と一緒に、『夏の思い出』を練習していました。
そんな夏子の前に、小林芳子と名乗る15歳の少女が現れます。しかし、彼女の本当の名前は尾崎奈津美。彼女もまた、かつて「なつ」と呼ばれていました。
奈津美の兄・響輝は、戦場から逃げたことで「非国民」とされ、死んだと伝えられていました。奈津美と妹の由紀子は、ラジオ番組『尋ね人の時間』で兄を捜している瀬川治に会うため、七つ森を訪れます。
戦争から生還した夏子の兄・治。かつて「赤鬼」と恐れられた少女・鬼沢あかね。そして、戦争中に焼かれたはずの『少年倶楽部』に残されていた兄からのメッセージ。血が嫌いで戦争から逃げた怪人二十面相(『少年探偵シリーズ』に登場する怪盗)と奈津美の兄が重なります。
怪人二十面相を手がかりに、戦争によって隠されていた真実が少しずつ明らかになっていきます。
イマジン
キャスト メイン13名 その他 6人程度から多数まで可
上演時間 45分〜50分
アメリカ同時多発テロ事件が起きた2001年。21世紀が始まった年の物語です。
七つ森中学校の千田千尋(3年)は、ソフトボール部のエースで、合唱コンクールでは指揮者賞に輝く少女です。かつてアメリカで生活していたため英語が堪能です。千尋は、ひじの故障と顧問の厳しい言葉に苦しみながら、生徒会長に立候補した演劇部の神山勲の応援演説を引き受けます。
もう一人の会長候補、多田ヒカルは、アメリカからの帰国生。科学部の仲間たちと、全校生徒で『イマジン』を歌い、平和への思いを広げる「イマジン・プロジェクト」を実現しようとしていました。ただ、演説の中で「イマジン」を歌うことは却下されます。
科学部員の山村佐知子は、「貞子」と呼ばれ、「歌声を聞くと呪われる」という噂に傷ついてきました。彼女が夢を抱いてニューヨークへ旅立った9月11日、同時多発テロ事件が起こります。
帰国を余儀なくされた佐知子を待っていたのは、心ない笑いでした。勲と千尋は、その笑いに立ち向かい、生徒会選挙の中でヒカルたちが『イマジン』を歌う場をつくろうとします。
セブン
キャスト メイン9名 その他 4人程度から多数まで可
上演時間 50分〜60分
ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞し、ウルトラシリーズが50周年を迎えた2016年。そして、コロナ感染やウクライナでの戦争をまだ知らない2016年の物語です。
七つ森中学校の文芸部新部長・新井友里(2年)は、『ウルトラセブン』が大好きな少女です。しかし、変わっていると思われるのが怖くて、そのことを秘密にしていました。やがて、彼女の秘密を知る幼なじみで演劇部員の森一と翼に説得され、創作劇『シン・ウルトラセブン』を書くことになります。新しい『セブン』の物語、それはウルトラ警備隊No.1の狙撃手となった女性隊員アンヌのドラマでした。
そんな友里の前に、いつもマスクをしている転校生・市川ナナが現れます。ナナは、生徒会長が提案した「いじめゼロ宣言」への賛同を示す起立の呼びかけに、全校でただ一人立ちませんでした。友里は、あることをきっかけに、ナナも『ウルトラセブン』のファンであることを知ります。
ナナは、いじめから逃げて七つ森中学校に転校してきたのでした。ただし、ナナはいじめの被害者ではなかったのです。
友里は、ナナから聞いた話を『シン・ウルトラセブン』に加えます。アンヌの物語は、ナナが向き合う「いじめ」という現実と重なっていくのでした。
応援歌
キャスト メイン12名 その他 人数に制限はありません
上演時間 45分〜50分
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の学校が休校となった2020年の物語です。
七つ森中学校では、卒業生で東京オリンピックのソフトボール日本代表・千田千尋の壮行会と、三年生を送る会の準備が同時に進められていました。合唱部は壮行会で歌う『いのちの歌』を練習しています。演劇部は、送る会で上演する特撮ヒーロー劇『応援歌』を練習しています。『応援歌』は、東日本大会出場を勝ち取った劇です。
前生徒会長の猪野千鶴は、みんなから頼りにされる存在です。一方、現在の生徒会長・影森花音は、多くの生徒から陰口をたたかれていました。しかし、花音は千鶴を自分のヒーローとして慕っていたのです。
そんな中、医療に携わる千鶴の父が新型コロナウイルスに感染し、千鶴も濃厚接触者として帰宅しなければならなくなります。責任感の強い千鶴は、その理由をみんなにはっきりと伝えます。合唱部は中庭を歩く千鶴に向けて『いのちの歌』を歌います。そして、その伴奏を花音が務めるのでした。
同じ頃、演劇部には東日本大会中止の知らせが届きます。夢を砕かれ、倒れ込むヒーロー役の裕次郎と弘美。その耳に合唱部が歌う『いのちの歌』が届き、それは二人をそして演劇部を励ます「応援歌」となります。裕次郎と弘美は、その歌に背中を押され、再び立ち上がります。
やがて全国一斉休校によって三年生を送る会は中止となり、東京オリンピックも延期されます。それでも生徒たちは、できなくなったことの先に、自分たちにできることを探し続けるのでした。
ゲキを止めるな!
キャスト メイン16名 その他 人数に制限はありません
上演時間 45分〜50分
新型コロナウイルスの感染拡大によって、緊急事態宣言が繰り返し出された2021年の物語です。
七つ森中学校演劇部部長の本間賢太郎と、一年生の雨宮雫。二人が文化祭で演じた劇は、客席からの「やめろ」という声と、その後に湧き起こった「やめろ」の大合唱によって止まってしまいます。傷ついた雫は舞台を飛び出し、演劇部を辞めます。
文化祭で起きたことを悔やむ生徒会長・青井諒や、アメリカから帰国した古川里美が演劇部に入部したことで、止まっていた劇は再び動き始めます。雫も再び劇に参加することになり、『ゲキを止めるな!』という新しい劇が動き出します。
コロナ禍の中、地区大会は映像審査となります。演劇部は公民館を借りて、劇の撮影を行います。翌日からは部活動が禁止され、公民館を使用できる時間も残りわずかです。そんな中、ビデオカメラのバッテリーが切れ、音響に使うCDラジカセも動作が不安定になります。劇は何度も止まりそうになりますが、部員たちは「ゲキを止めるな!」を合言葉に、その危機を乗り越えていきます。
最大の危機が訪れたとき、それまで口パクで歌っているふりをしていた賢太郎と雫は、「ゲキを止めるな!」という言葉を胸に、口パクをやめて自分たち自身の声で歌い始めるのでした。
バタフライ
キャスト メイン10人 その他 人数に制限なく出演可
上演時間 30分〜40分
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年と、その前後の物語です。
日本の中学生・マサルは、プログラミングが得意です。マサルの心の中には、個性豊かなさまざまなマサルが住んでいます。マサルと心の中のマサルたちとの対話によって、ドラマは進んでいきます。マサルは、闇の忍者を主人公にしたゲームを制作していました。
ゲームの制作が行き詰まったとき、隣の家に「とある国」から来た少女・マーシャが暮らし始めます。マーシャは聞いたことのない言葉を話していました。マサルは、マーシャをゲームのヒロインにすることで、ゲームを完成させます。
ある日、マーシャから突然声をかけられたマサルは、とまどいながらも簡単な英語を使って、彼女と言葉を交わします。そして、自分が作ったゲームをマーシャに見せます。そのゲームを気に入ったマーシャは、お礼に一粒の種をマサルに渡しました。
マーシャが好きなヒーローはアンパンマンでした。その理由は「誰も殺さないから」。敵を倒すダークヒーローに憧れていたマサルは、その言葉に戸惑います。
夏が終わり、マーシャは故郷へ帰っていきます。翌年、マーシャの国で戦争が始まりました。日本では雨の中で楽しそうに歌っていたマーシャ。しかし今、その空から降ってくるのは爆弾の雨です。マサルはマーシャのために、タブレットを通して、日本から彼女の好きな『アンパンマンのマーチ』を届けようとします。
やがて、マーシャがプレゼントしてくれた種はヒマワリの花を咲かせます。その周りを一羽の蝶が飛び、その小さな羽ばたきは、遠いマーシャの国へ大きな虹をかける夢へとつながっていきます。
SHO-GEKI作品集
SHO-GEKI(ショウゲキ)は、短い劇を組み合わせてつくる、新しい形の舞台作品です。その名前には、四つの意味が込められています。三分〜五分ほどの短い劇を集めた「小劇」、歌・ダンス・パントマイムなどの表現を取り入れた「Show劇」、観客に笑ってもらうための「笑劇」、そして、観る人の心に何かを残す「衝撃」です。
一つ一つの作品が短いため、演劇を始めたばかりの人でも取り組みやすく、いくつかの作品を自由に組み合わせて上演できます。歌やダンスを独立したパートとして加えることもでき、人数が多い場合でも全員が舞台に参加できます。大がかりな舞台装置や照明がない学校、公民館、図書館、書店などでも上演できるのがSHO-GEKIの魅力です。
この作品集には、「学校の怪談」シリーズ三作品と、「ヒーロー」シリーズ四作品、合わせて七つのSHO-GEKIが収録されています。
■学校の怪談1『恐怖のバレンタイン・予告編』
バレンタインデーに渡された手作りチョコレートから始まる、恐怖と恋と笑いの予告編です。
■学校の怪談2『山姥の微笑み』
夜の美術室で動き出した山姥の彫刻たちが、思いもよらない縄跳びを披露します。
■学校の怪談3『コナキジジイとスナカケババア・その青春の日々』
若き日のコナキジジイとスナカケババアの恋を演じる演劇部。その稽古の最後に、本当の怪談が待っています。
◆ヒーローシリーズ1『バルタン星人からの果たし状』
バルタン星人から届いた果たし状は入力ミスだらけ。恐ろしいはずの挑戦状が、言葉遊びに満ちた笑いへ変わります。
◆ヒーローシリーズ2『美女と野菜』
M78星雲のヒーロー養成学校で行われる演劇の授業。美女と、魔法でハクサイに変えられた野菜王子の物語です。
◆ヒーローシリーズ3『不思議の森のハヤト』
台本の漢字の読み間違いを仲間が懸命にフォローしたことで、森の物語は思いがけない方向へ進んでいきます。
◆ヒーローシリーズ4『それゆけ!アンポンタン』
戦う力ではなく、劇と笑いで人を元気にすることもヒーローの力ではないかと問いかける作品です。