「ときめきよろめきフォトグラフ」斉藤俊雄・脚本

 ◆2004関東中学校演劇コンクールの感想 

おめでとうございます!  劇集団幻の森公演『夏芙蓉』で千鶴を演じた大手

最優秀賞受賞とのこと!!!おめでとうございます!!!
私は時間の都合上他の学校の公演を観る事が出来なかったので、賞などの結果についての感想はなんとも言えないのですが、ただ今回の久喜中の公演は、前回よりもはるかに深い、素晴らしい演技だったと思います。
前回と一番変わったところは、「泣き方」かなと私は感じました。

武田君からメールの返事が返ってきた時の、聡美の泣き始め、それにつられて泣き出す愛。
ここが前回より静かにそっと入っていて、すごく自然だった気がします。

茉莉が気持ちを告白しながら泣くところ、ひき泣き声がうまく入っていて、泣いている自分をコントロールできない感じが「めったに泣かない茉莉が泣く」という事を強調させていてぐっと来ました。
愛が茉莉に気持ちを白状するところも、前回よりも愛の泣き方が深くなっていた気がします。

夏美がゆき絵から写真を貰って「うれしくて・・・」と泣くところ、包帯で目が見えないにもかかわらず伝わってくるあの感情、あの「間」と震える声には本当にぐっと来ました。

私の一番好きなゆき絵の「夏美の目を治してください」のシーン。ここが一番深くなった気がしました。
涙とともにこみ上げてくる感情にかき消されて言葉を最後まで言い切ることの出来ないあの演技。
消え入るような「夏美の目を治してください」。すごく好きです。

ラストシーンでの抱きしめながらの「よかったね」の涙。これには私も泣いてしまいました。
「夏美の目を〜」の時と同じで、最後まで言えない、しっかりと聞き取れない、
ぐちゃぐちゃにくずれた「よかったね」の言葉。ぐぐっときました。

いつか掲示板かどこかに書いたかもしれませんが、私は演技の中で「泣く」という感情表現が一番好きです。
今回のみなさんの舞台を観て、演技として「なぜ泣いているのか」「自然な泣き方とは」を追求するよりも、
「自然に溢れ出てきてしまう感情」としての純粋な涙が感情を伝えるうえで何よりも一番大切なんだなと再実感させられました。みなさんの素直で真っ直ぐな演技、何度観ても勉強になります。

とにかく、とても楽しく拝見させていただきました!未経験者ばかりで演劇部を立ち上げて、第一回目の舞台がこんな素晴らしいものになるなんて、これからどんな風に大きくなっていくのか末恐ろしいです。。。
う〜ん私もうかうかしていられません。頑張ります。

それにしてもあの「テアトルフォンテ」というホール、素敵ですね!!与野の芸術劇場に似たつくりの、
舞台をぐるっとかこむあの三階(?)席まである客席!ああいう舞台に立つことが出来る事、羨ましいです。

すっげーかんどーとました    平塚市立山城中生徒

すっげえかんどーしました。
もう号泣ですよ。
今年できた演劇部でこんな劇ができてすっげえー。これからもFIGHTです。

胸がキュンとしました    

初めて中学生の演劇を見ましたが、とてもよかったです。
なにげない生活の中の出来事を捉えて、今の中学生の姿の中にホロリとさせられる場面に、こちらも胸がきゅんとしました。
ひたむきな子どもたちの演技もさわやかでいいですね。ありがとう!忙しく、煩雑な毎日にさわやかな風で生き返りました。

◆青少年宇宙科学館での合同発表会の感想 

お礼を言いたいくらいスッキリしました   劇集団幻の森公演『夏芙蓉』で千鶴を演じた大手

「ときめきよろめきフォトグラフ」拝見させていただきました。 すごいです。うまいです。 正直こんなに上手いと思っていませんでした。 ホントびっくりしました。
6日の合同練習の時にも言いましたが、 中学生の率直で素直な演技に、私自身もすごく素直に感動できました。 先生がずっとおっしゃっていた「中学生にしか出来ない、中学生だからこそ出来る表現」というものを、今まで理解していたつもりでしたが、 今回初めてしっかりと感じることが出来ました。
観終わった後がこんなに気持ちのいい舞台は久しぶりです。 最近は自分の演技にいろいろ悩んでいたせいもあって、 どんな芝居を観てもいろいろ考えたり悩んだりしちゃうんですよね。 でも今回のこの「ときめきよろめきフォトグラフ」は、 みんなの演じることへの素直な楽しさがすごく伝わってきて、 とっても気持ちよかったです。 なんだかお礼を言いたいぐらいすっきりしました。 このまっすぐな演技、私も見習って頑張っていきたいと思います。
いやしかし愛役の折原さんのキャラいいですねぇ・・・(笑) 斉藤先生の演出は一人一人の個性をホント見抜いて引き出しますよね。 「夏美の目を治してください」はぐぐっときました。 横浜の上演、予定とお金をうまくなんとかして是非観に行きたいです。

舞台構成が立体的で奥行きがありとても素敵でした さいたま市演劇部顧問

舞台構成が立体的で奥行きがありとても素敵でした。
登場人物の個性がよく出ていて、また黒子の存在、語りがこの劇をひきしめ、立体的にしていて、この構成の質の高さに感動しました。
音響がとてもマッチしており、特に最後の最後のピアノが心にしみました。
素敵な劇を観る機会を与えてくださり、ありがとうございました。

 ◆久喜市市民芸術祭上演の感想 

命にたいする慈しみと優しさが胸揺さぶる劇でした    教員

命にたいする慈しみと優しさが心地よく胸揺さぶる劇でした。主人公の女の子の純粋な心に素直に感動できる心を持ち続けたいと思いました。
「一人が好き」と言っていたあの女の子も感受性の強いそして純粋な心を持っている子ですね。自分の大切な友達のために必死に祈る彼女の姿は胸を打ちました。
また印象に残る言葉がたくさんありました。優しさってなに?相手を思いやることは大切なことだけれども、本当にその人のことをわかってやれないでかける優しさは、ひょっとしたらかえってその人を追いつめたり傷つけたりしてるかもしれない、思わず自分を振り返ってしまいます。
人間誰しも弱いところがあるもので、自分だけがつらいと思うとやってられなくなる。「他人の不幸は密の味」それを当然のように認めるのではなく、彼女達のように自分の弱さを自覚しつつ、負けまいと思う意志を持ちたいものですね。
公園のベンチ達が投げかける言葉には怒りがありました。繰り返し繰り返し投げかける言葉。でもこれは、命にたいする慈しみや優しさを失わないためにも忘れてはならない大切なことなのだと思います。
数々の写真と美しい背景が目に浮かびます。
演劇部ができて1年も経っていないというのに、部員のみなさんの演技には魅了されました。これからいろんなことを学んで更に力をつけていってください。楽しみにしております。ありがとうございました。

必ず見させていただきます       久喜中・保護者

感動の初公演、本当に素晴らしかった!
涙あり、笑いあり、
よくぞセリフも覚えましたね。
これからも久喜中演劇部を必ず見させていただきます。

感激しました          久喜市立太東中・保護者

久し振りに斉藤先生演出の劇を拝見でき、感激しました。
初めての公演ながら、久喜中のみなさんの素晴らしいと思いました。
努力がうかがえます。
次回も期待します。

終始舞台にひきつけられました     さいたま市中学校演劇部顧問

 暗くつらい問題を含んだ内容でしたが、テンポよく、緊張感が最後まで続き、終始舞台にひきつけられました。
 照明、音響、スライド等も素晴らしかったです。ありがとうございました。

素晴らしい演技に圧倒!        久喜中・広報関係

初舞台での素晴らしい演技に圧倒!
一人一人の個性が出ていたと思います。

「ときめき」を思い出しました      太東中演劇部O.G

楽しく見させていただきました。
一人一人が輝いていました。
太東中時代の「ときめき」を思い出しました。
今日はたくさんのときめきをもらいました。
ありがとうございました。
次回も楽しみにしています。

もう一度見てみたいと思いました     久喜中学校2年生

福沢先輩の心の変化がよくわかり、神の宿る木に熱心に祈っているところが特に感動しました。
他の人も、心の変化があってよかったと思います。
ペンチの気持ちを表すところでは、少し不思議なところもあって逆に面白く奥深いと思いました。
とても楽しく、笑いあり感動ありでよかったと思います。もう一度、見てみたいと思いました。

お互いがんばりましょう         太東中演劇部員  

泣かせていただきました(笑)。10日に交流したときよりもうまくなっていてびっくりしました。会話の自然さや表情などがしっかりして凄かったです。笑えるところと泣けるところ、それぞれ楽しませてもらいました。私たちもがんばりたいと思います。
これからもお互いがんばりましょう。 

久喜中演劇部に決めました      久喜小学校児童  

私はもうすぐ中学校です。中学校は久喜中で、演劇部です。これを見て中学が楽しみになりました。特にすごかったのは泣くシーンです。