「青空」斉藤俊雄・脚本

優しさに涙がにじみました

薄暗い中で切々と灯る少女たちのピュアな優しさに涙がにじみました。
社会派作品ぽくありながら、ラストのあの流れは心にリアルとエモーションの両面が残ります。
「場」をみせるのが上手ですね。雷、暗闇、風の音…、まるで自分もそこにいるような、そして戦争中をわずかでも知ったような体験型ステージという感じが新しい感覚でした。
戦争ものというともっと直接的に痛みをはげしく描いたものが多い中、
あえて少女の輪の中、平和とすぐ隣り合わせにその時代を持ってきたのは、
作者の方が作品の中にその時代を正に、タイムスリップさせたという感じでした。
ジャズの音楽がこれまた沁みますね。素敵なラストシーンでした。

じわじわと感動に包まれました

現代と戦争時代をよく比較し、そんな中、生きることの大切さを知る、そんなことが伝わってきました。
花さん(※作品中子どもたちの会話の中で紹介される、戦争のインタビューに協力してくれたおばあさん)の手紙を読みながら、
皆がしずしずと泣いていくテンポもゆっくりでじわじわと感動に包まれ、素晴らしかったです。
お疲れ様でした。 ※→作者注

素晴らしい一時間をありがとうございました      久喜市教員    

東部地区大会の発表会の時よりも、更にグレードアップしてとてもよかったです。
途中から涙がとまりませんでした。
一人一人の役割が、本当に生き生きしていて、大勢出ているときもいつも構成がとてもきれいでした。

普通に人の話を聞いているというのはとても難しい演技だと思いますが、それがよくできていて、すごいです。
脚本の深さ、厚さを部員の皆さんがよく理解していて演じていましたね。
素晴らしい1時間をありがとうございました。