自然劇場の記録

第11回〜第15回
第11回自然劇場 1998年5月30日(日) 日光戦場ヶ原
第12回自然劇場 1998年12月13日(日) 久喜市香取公園周辺
第13回自然劇場 1999年2月20日(土) 蓮田市黒浜
第14回自然劇場 1999年11月21日(日) 春日部市内牧公園
第15回自然劇場 2000年5月6日(土) 太東中周辺
 

第11回自然劇場 1998年5月30日(日) 日光戦場ヶ原

夏の公演「生命の交響曲」の世界を体験するために日光戦場ヶ原に出かける。湯の湖についたとたんオオルリの囀り。途中コルリが姿を顕わす。キビタキ、ミソサザイなどの山の鳥を楽しむ。ツツジをはじめとする花も美しかった。


自然劇場に現れた鳥達 
1998.5.30(日) 日光戦場ヶ原
1 カルガモ 2 マガモ 3 キジバト 4 カッコウ 5 コゲラ
6 ツバメ 7 イワツバメ 8 キセキレイ 9 カワガラス 10 ヒヨドリ
11 ミソサザイ 12 コルリ 13 ノビタキ 14 アカハラ 15 ヤブサメ
16 ウグイス 17 センダイムシクイ 18 オオルリ 19 キビタキ 20 ゴジュウカラ
21 シジュウカラ 22 コガラ 23 ヒガラ 24 ホオアカ 25 ホオジロ
26 アオジ 27 カケス 28 スズメ 29 ニュウナイスズメ 30 ハシブトガラス
31 ハシボソガラス

日光への自然劇場。昨日は雨だったので予定を変更して1日遅れの今日出かけることにした。

わざわざ日光まで出かけることにしたのは、次の「生命の交響曲」という劇で、自然、それも鳥が重要な役割をするからだった。赤い鳥と青い鳥がキーとなるのだ。是非、コマドリとオオルリを見せたかった。とくにオオルリは生徒の中で憧れの鳥となっていた。

行きの電車は座れなかった。バスの中も途中までは立って乗るという状況だった。しかし、酔うものがいなくてよかった。しかし、最終のバスが30分くらい遅れたのには参ってしまった。これが予定が狂ったはじまりである。

バスの中からニシキウツギ、オオバアサガラが咲いているのが見られた。マタタビも葉の白と緑のコントラストがみごとであった。

湯の湖から歩き出す。始めにオオルリの囀りが聞こえた。しかし、姿は見ることができない。あんなに目立つところで囀る鳥なのに…。生徒に見せてあげたかった。冬に行った「化鳥伝説」という劇は、オオルリが重要な存在の劇だった。それだけに。

そして、キセキレイが出た。みんなキセキレイはゆっくり見ることができた。歩き始めるとニュウナイスズメが現れる。ニュウナイスズメはスズメに較べて茶が明るい。頬の黒の点がないというだけではなくはっきりとした違いを感じる。

ヤマツツジ湯の湖周辺で見つけた植物はヤマハタザオ(花)、シロバナノヘビイチゴ、ヤマガラシ、ヒロハヘビノボラズ(花)、シウリザクラ、クロミノウグイスカグラ(黄色い花)、ヤマオダマキ、シャク、マイヅルソウ(花の咲き始め)、ズダヤクシュ、イワセントウソウ、クルマムグラ、ヒロハテンナンショウ(湯滝の近く)、アズマシャクナゲ(花は終わっていた)、ヤマツツジ、レンゲツツジ、ベニサラサドウダン、コヨウラクツツジオオカメノキ(実がよくなっていた。実はまだ赤くなっていない)、カエデの種類が多い(イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ミネカエデなど)。とても書ききれるものではない。シャクナゲが終わっていたのが残念だった。

 戦場ヶ原で見つけた植物は、モウセンゴケ(白い花が咲いている)、キンポウゲ、コハリスゲ、ワタスゲなどなど。

ウグイス湯の湖の周辺でコルリがよく鳴いていた。途中、コルリの♀が飛び出してきた。数人が確認することができる。ミソサザイを全員が確認することができる。カッコウをかなり近くで見ることができた。よく鳴いていた。また、ウグイスが囀っている様子もじっくり見ることができた。

戦場ヶ原ではアオジ、ホオアカ、ノビタキなどを見ることができたが時間がなくて残念であった。最後はバス停までみんなで走ることになってしまった。日頃縄跳び等で鍛えているのがここで生きる。しかしもっとゆっくり見たかった。

慌ただしいといえば慌ただしかったが、有意義な自然劇場であった。

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第12回自然劇場 1998年12月13日(日) 久喜市香取公園周辺

生態系保護協会久喜支部の方とともに自然観察に。8種類のカモが見られる。トイザラス横の堀で演劇部副部長がカワセミを発見する。市街地の中でカワセミを見る感動を味わう。


自然劇場に現れた鳥達 
1998.12.13(日) 久喜市香取公園他
1 カイツブリ 2 カワウ 3 コサギ 4 ダイサギ 5 バン

6

オオバン

7

オナガガモ

8

ハシビロガモ

9

カルガモ

10

マガモ
11 ヒドリガモ 12 キンクロハジロ 13 ホシハジロ 14 ユリカモメ 15 セグロカモメ
16 コガモ  17 キジバト  18 カワセミ  19 キセキレイ  20 セグロセキレイ 
21 ハクセキレイ 22 ヒヨドリ 23 モズ 24 ジョウビタキ 25 ツグミ
26 ウグイス 27 シジュウカラ 28 アオジ 29 ホオジロ 30 カワラヒワ
31 スズメ  32 ムクドリ 33 オナガ 34 ハシブトガラス 35 ハシボソガラス

久喜市生態系保護協会の自然観察会に参加する。トイザラスの東側にある古久喜公園に行く。最近作られたビオトープ公園だそうだ。そことそこの近くの堀で、カワセミ、ジョウビタキ♂、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイなどを観察する。バンの幼鳥も見られた。

カワセミはここに居着いているようだ。カワセミもすっかり都会の鳥となったようだ。それを悲しむ記事も多く書かれているが、僕は悲しいとは思わない。とても喜ばしいことだと思う。カワセミが幻の鳥などになってほしくない。

香取公園ではホオジロ♂、オナガガモ、カルガモ、コガモ、カワウなどが見られた。アオジもよく鳴いていた。カワラヒワの集団が見られた。ツグミもずいぶんたくさん渡ってきている。

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第13回自然劇場 1999年2月20日(土) 蓮田市黒浜

黒浜に冬鳥を求めて出かける。突然のクイナの出現(有名なヤンバルクイナの仲間)。最後はオオタカが冬空を舞った。


自然劇場に現れた鳥達 
1999.2.20(土) 杉戸町古利根川〜蓮田市黒浜
1 カイツブリ 2 カワウ 3 ゴイサギ 4 コサギ 5 クイナ
6 コブハクチョウ 7 カルガモ 8 コガモ 9 イソシギ 10 タシギ
11 オオタカ 12 キジ 13 キジバト 14 タヒバリ 15 ハクセキレイ
16 ヒヨドリ 17 モズ 18 ジョウビタキ 19 シロハラ 20 ツグミ
21 ウグイス 22 キクイタダキ 23 メジロ 24 アオジ 25 カシラダカ
26 ホオジロ 27 カワラヒワ 28 スズメ 29 ムクドリ 30 オナガ
31 ハシブトガラス 32 ハシボソガラス

演劇部で自然劇場に出かける。
はじめは古利根川沿いである。前日の雪のせいか、川沿いに鳥が多い。

ここで、タシギを見た。ここでタシギを見るのは初めて。また、タヒバリも見る。タヒバリもここでは初認である。
その他、イソシギ、コサギ、カルガモ、コガモなどを見た。

黒浜の療養所周辺では。シロハラなどいつもながらの鳥を見た。シロハラが土を掘り返している様子がなんとも滑稽でかわいらしかった。

黒浜沼は中に噴水ができていてびっくり。自然ではなくなりつつある。悲しいことだ。ここではキジの♂そして何とクイナが見られた。コブハクチョウはまだいた。もう野生といっていいのではないかと思う。

最後にカラスに追われてオオタカが飛び去った。

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第14回自然劇場 1999年11月21日(日) 春日部市内牧公園

古利根川でユリカモメ、セグロカモメ、ウミネコの三種類のカモメが1羽ずつ並んで佇んでいた。目的のタゲリは振られる。生徒達はアスレチック広場の滑り台で大はしゃぎ。


自然劇場に現れた鳥達 
1999.11.21(日) 杉戸町古利根川〜春日部内牧公園
1 カイツブリ 2 カワウ 3 ゴイサギ 4 コサギ 5 ダイサギ
6 カルガモ 7 マガモ 8 ユリカモメ 9 セグロカモメ 10 ウミネコ
11 コジュケイ 12 キジバト 13 コゲラ 14 キセキレイ 15 セグロセキレイ
16 ハクセキレイ 17 タヒバリ 18 ヒヨドリ 19 モズ 20 ジョウビタキ
21 ツグミ 22 ウグイス 23 シジュウカラ 24 メジロ 25 アオジ
26 ホオジロ 27 カワラヒワ 28 スズメ 29 ムクドリ 30 オナガ
31 カケス 32 ハシブトガラス 33 ハシボソガラス

自然劇場に内牧に出かける。このメンバーでは初めてである。古利根では三種のカモメを見ることができた。ユリカモメ、セグロカモメ、ウミネコである。

ウミネコは幼鳥ではじめは同定ができなかった。2年目の幼鳥である。嘴の先が黒かったのでカモメではないということがわかった。ウミネコの足の黄色さが印象に残る。ユリカモメは足はオレンジだ。しばらく見ていると三種のカモメにダイサギ、コサギが加わった。それぞれ1羽ずつというのが不思議な取り合わせだった。

ムラサキシジミ

内牧ではいくつかの花を見つける。ハナイバナ、ヨウシュウヤマゴボウ、キカラスウリ(縞模様の実)、タネツケバナなど。

そこでムラサキシジミが舞った。美しい蝶だ。

カケスはしっかり見られた。ゴイサギの幼鳥がカキノキにとまって眠っていたのにはびっくりした。全部で三十三種。まあまあだと思う。

生徒達はアスレチックに大はしゃぎ。こちらの方が楽しい思い出になるのかも。中学生、そんなところもなくちゃね。

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第15回自然劇場 2000年5月6日(土) 太東中周辺

新1年生を迎えて太東中周辺の自然を探しに出かける。さまざまな春の花を見ることができる。途中ヒバリの巣を発見。


自然劇場に現れた鳥達 
2000.5.6(土) 太東中周辺
1 カイツブリ 2 カルガモ 3 コサギ 4 キジ 5 オオヨシキリ
6 セッカ 7 ヒバリ 8 スズメ 9 ヒヨドリ 10 ツバメ
11 ハクセキレイ 12 ムクドリ 13 イソシギ 14 カワラヒワ 15 キジバト
16 ハシボソガラス 17 ハシブトガラス            

新1年生を迎えて太東中周辺の自然を探しに出かける。途中ヒバリの巣を発見。スコープでとらえみんなで見た。

生態系保護協会の田中さんと出会う。 古利根川と出会う用水でカワセミが2羽見られるようだ。コミミズクのペリットと見られるものをわざわざ持ってきて見せてくれた。羽と骨が含まれていて生徒達は興味深く見ていた。太東中の近くにある葦原にコミミズクがやってくるのなら、この冬は是非見に行きたいと思った。

鳥も花も全然わからない1年生に一生懸命に説明している上級生、ずいぶん頼もしくなったものだ。

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